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1.塩鮭の入手
塩鮭を入手します。お歳暮の定番、季節物ですから、時期を逸すると入手が難しくなります。今回のは、根室産、60cm、1.5kgの代物で、980円也。カチンカチンの冷凍を冷蔵庫の野菜室で数日かけて解凍。
2.水洗い
鮭のお腹には、ほら、こんなに塩が。残った内臓やエラをきれいに取り除き、水洗いします。
3.塩抜き
塩鮭の燻製のいいところは、下ごしらえの手間がかからないばかりか、すでに塩漬けも済んでいるところ。つまり、燻製作りは塩抜きから。大きいので、洗面台のシンクから尾びれがはみ出てしまいます。まあ、2〜3時間ってところでしょうか。元来、そのまま切り身を焼いておかずにするわけですから、少々塩辛くても大丈夫。お酒も飲めますしね。(笑)
4.表面の水分を取る
燻製の成否は、表面の水分を十分に取ることにかかっています。水分があると煙が付きにくいからです。外皮だけでなく、お腹の中も、タオルを使って丁寧に水分を取ります。
5.風乾
たこ糸で吊り下げて風乾します。お腹の中も十分空気に触れるよう、短く切った割りばしで開いておきます。表面が乾燥してべとつかなければOK。天候にもよりますが、室内で半日くらいかな。間違っても屋外には出さないように。憎いネコやカラスが狙っています。
6.燻煙
スモーカーに入れて燻煙します。大きくて重いので、丸棒にしっかり吊します。スモークウッドを同時に2本、これを2回。丸一昼夜で、こんな感じに。
7.再び風乾
燻煙が終了したからといって、燻製が出来上がったわけではありません。黄金色を眺めながら、少なくとも、さらにもう1日風乾しましょう。この間に煙が落ち着いて、まろやかな香りに熟成します。
出来上がり!
手間要らずで安直、その上超廉価。それにもかかわらず、見た目の迫力と豪華さは文句なし。とろけるような舌触りは、高級感いっぱい。たまりませんねえ。