1.塩鮭の入手
いつもの丸ごと1匹を探し回ったものの見つからず、片身の冷凍紅鮭を入手。もちろん片身でも素材として問題ありませんが、注意が必要なところも。
2.水洗い
解凍して水洗い。皮が片側にしかないので、柔らかくなったむき出しの身の部分がほぐれそうになります。取り扱いを慎重に。「甘塩」の表記があったので、塩抜きはせず軽くすすぐ程度。
3.風乾
かなりの重さがあり、しかも解凍後の身が柔らかいので、風乾の吊り下げを工夫します。骨で重量を支え、皮で安定させるようにたこ糸を通しましょう。
4.燻煙準備
表面の水分が無くなれば、続いて燻煙。重いので、スモーカーの蓋に通した丸棒に吊します。2枚が触れ合わないように、また、スモーカーの内面に接触しないように。
5.燻煙
1回の燻煙のスモークウッドを1本だけにして温度が上がりすぎないように。紅鮭が長いので、スモークウッドの火種が近すぎると「焼き鮭」になってしまいます。(笑) 数日かけてスモークウッド3本。
6.再び風乾
燻煙後の黄金色に思わず「おお〜っ」。でも、じっと辛抱して、数日間は手を出さずに風乾。この間に燻製が燻製になるのです。
1匹丸ごとの野性味はありませんが、あぶらののりと塩加減、スモークの風味は申し分なし。食べ始めたら止まりません。お酒がすすみます。(笑)