やまめやまめ(2)サーモンサーモン(2)牛タンベーコン BACK




 1.牛タンの入手
 できるだけ新鮮な牛タンを手に入れます。あらかじめ皮をむいてあるものが便利。余分な脂肪や筋を取り除き、きれいに洗ってタオルなどで水気を取ります。味や香りの染み込みをよくするために、金グシなどで突いて、たくさん穴をあけておきます。


 2.塩の用意
 粗塩60g程度に、三温糖、黒コショウ、タイムを加えて、よく混ぜます。



 
 
 3.塩の擦り込み
 塩を手の平で、まんべんなく、しっかり擦り込みます。




 
 4.漬け込み
 たまねぎ、にんじん、ショウガのスライスを加え、赤ワイン500cc程度を入れます。この赤ワインは安物で結構。ちなみにここで使用したのは、ディスカウントの酒屋さんで750ml、480円というフランス産の代物。10日間位冷蔵庫に入れておきます。ただ、液が均等に染み込むように、1日1回、肉を裏返しにします。

 5.塩抜き
 野菜などをよく落としてから、流水で塩抜きします。洗面所でこんな感じです。2時間位。

 
 
 
 
 6.ボイルの準備
 水分をよく拭き取り、ビニール袋に入れてボイルの準備をします。袋の中に空気があると浮いてしまうので、空気をしっかり抜いておきます。私はストローで吸っています。ビニール袋は、口がピチッと閉まるものが便利。耐熱性の確認も忘れずに。


 7.ボイル
 牛タンが十分つかる量の水を入れ、70度前後で2時間位。温度管理は慎重に。水温にむらが出来ないように、ときどきかき混ぜます。

 
 
 
 8.たこ糸かけ
 ボイルすると、縮んで2−3割小さくなります。水分をよく拭き取ってから、燻煙用のたこ糸をかけます。重量があるので、ちぎれないように、厚めの部分に金グシなどで穴をあけ、たこ糸を通して縛ります。

 
 9.燻煙
 スモーカーに入れて、燻煙します。風乾はしません。我が家のスモーカーでは、重量があるもののときは、鉄の棒に吊しています。さくらのスモークウッドを1本だけ。火種も1つにして、温燻の温度が上がりすぎないように。

 
 10.燻煙完了
 美味しい燻製を食べる秘訣は、燻煙後、時間をかけて燻製を寝かせること。ここでぐっと我慢して、少なくとも一晩は冷蔵庫に入れておきます。燻製独特の香りと風味が出てくるのは、それからです。

 
 
 
 
 

出来上がり!

形も色もグロテスクですが、薄くスライスしたときのまろやかな味と香りは格別。ちょっとリッチな赤ワインを奮発しましょう。