ホキ製作記/続・ホキ製作記/続・続・ホキ製作記 BACK
 

 
ホキ800形式30t積ホッパ車
 
 
 これまで1年半のホキ製作を振り返ると、大きな工程が3つ。(1)台車、(2) 車体上部のホッパ体、(3) 落し口を含む床板。当初の目的であった大人1人が常用可能な構造と強度も確保できました。いずれの工程も手間と時間がかかりましたが、とりわけ一体ものの車体上部は大変でした。それぞれの工程で数々の反省点、不本意な妥協などもありますが、しかし、いまとなっては作り上げてきた達成感は何ものにも代えがたいものです。
 
 全体のバランスや構造など、基本的なところで失敗すると、ホキ800がホキ800でなくなってしまう可能性があります。失敗したからといって気軽に大きな真鍮板を再注文するわけにもいきません。そういう意味でも、これまではプレッシャーを感じながらの試行錯誤でした。車体上部の作成が大変だったというのは、そういうプレッシャーがあったからです。
 
 ディテール加工は違います。使用する素材は高がしれています。失敗だと思ったら気楽に作り直すことができます。しかも、精密なディテールが1つ追加されるごとに、目に見えて完成度が高まります。まさにロー・リスク、ハイ・リターン。楽しくないはずがありません。(笑)鉄道模型趣味の方々がディテールアップに余念がない所以です。ホキ800は、この点でほかの車両に比べてラッキーです。
 
 鉄道史資料保存会『国鉄貨車明細図集』には、ホキ800のディテールにかかわる詳細な図面があります。ただし、平面の図面から三次元の立体をイメージするにはかなりの思考力が必要。しかし、現存する現役の車両ですから、本当に困ったら実車を観察に行きましょう。ホキ800のディテールに関して、ワフのときのような情報収集の苦労はありません。こりゃあもう、るんるんで作業ができますね。始める前からウフフです。
 
 しかしながら、ライブスチーム用の運転台車としての機能を最優先にする限り、乗用ステップの付くフロントデッキのディテールはあきらめざるを得ません。また、運転台車固有のブレーキハンドルやその軸受は、明らかにディテールを台無しにしています。ディテールにこだわればこだわるほど不満がつのることにもなります。ディテール加工に堪えるホキ800をもう1両!台車はもちろん板バネのTR41C。そんな展望をいだきつつ、「続・ホキ800製作記」を続けましょう。
 
 
画像をクリックすると、詳しい記録をご覧いただけます。
 
 
 
 側柱の取付 2009/09/22-10/04
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 世間はシルバーウィークとかいう連休でも、諸般の事情で工作には手が付けられないまま。側柱のチャンネルを削り出したものの、そのまま時間が過ぎました。月が変わってやっと取付作業に着手。
 
 側柱が付くと本当にホキらしくなります。標記板も安定して存在感。やはりディテール工作は楽しい!!

 
 
 ハシゴの取付 2009/10/07-10/28
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 側柱の次はハシゴの取付。実車では前後にハシゴがありますが、運転用の乗用台車ですから前側はあきらめましょう。したがって、後ろ側に1つだけ。
 
 アングルの削り出しから始めて、各種のジグ作りや思わぬ失敗など、予想以上に手間と時間がかかりました。でも、その甲斐があって、それなりに緻密なディテールが1つ完成。

 
 
 開閉装置の取付(その1) 2009/10/31-11/03
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 フロントデッキのブレーキ装置もあきらめざるを得ないので、ディテール加工の最大の課題はリヤデッキにある開閉ハンドルなどの開閉装置。素材や方法をあれこれ考えるのは楽しいです。
 
 ホッパ内部のバラストを外に出す上部落し口は、開閉歯車から太いでつながっています。まず、この軸の軸受台から。こんなものが隔壁にあったとは、これまで気づきませでしたね。

 
 
 開閉装置の取付(その2) 2009/11/11…11/30
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 1ヶ月ぶりの更新。真鍮パイプの調達に手間取り、その上、家庭の事情も重なって作業が進展しませんでした。開閉装置の軸にはいくつかのパーツが付属しています。まずそのパーツを作成しましょう。今回は軸受
 
 パイプの加工には独特の工夫が必要です。丸いので転がります。(笑)バイスに固定するのもそのままではダメ。旋盤があれば簡単な加工も、ハンドメイドでがんばるぞお〜。

 
 
 開閉装置の取付(その3) 2009/12/02-12/06
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 開閉軸のパーツ作りを続けましょう。実車の軸は3分割され、継手で結合されています。組立のことを考えると、やはり実車のように分割した方が好都合。ただし、結合の仕方をちょっと工夫。つまりこの継手はダミー
 
 もう1つ。軸から上部落口扉につながる。上方に突き出たこの腕は特徴的ですよね。これは前回のパイプ入荷待ちの間に作っていました。今回の継手と合わせて掲載。

 
 
 開閉装置の取付(その4) 2009/12/10…2010/02/03
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 2ヶ月ぶりの更新。原稿の締切や年末年始の家庭の事情など、優先順位の高いものが重なって作業が中断していました。ディテールの作成が嫌になってホキを諦めたわけではありません。ご安心を!
 
 引き続き、開閉装置のパーツ作り。今回挑戦するのは、落し口開閉ハンドルの支柱台座の作成に苦労しました。組立は次回。

 
 
 開閉装置の取付(その5) 2010/02/07-02/14
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 開閉ハンドル支柱の組立。前回、平板を切り出した段階では、どうやって組み立てるのだろうかと他人事のように思っていました。やはり工作の本領はジグ作りですね。工作機械も職人技も持ち合わせない当方などは、根気工夫でいくしかありません。
 
 パーツの切り出しに比べると、徐々に立体的な形状が目に見えてくる作業は楽しくて達成感があります。やったあ〜。

 
 
 開閉装置の取付(その6) 2010/02/17-02/25
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 前回の支柱には大歯車と操作ハンドルが付きます。まず操作ハンドル。リングの中心の軸受が放射状の平板で支持されています。難題が2つ。リングの作成と全体の組立。知恵と工夫だけが頼りです。はて、どうしましょうか。
 
 リングは粘り強い微調整で対応。組立の方は発想の転換。つまり、切り出してから組み立てるのではなく、組み立ててから切り出します。思い通りに仕上がって満足!

 
 
 開閉装置の取付(その7) 2010/03/01-03/09
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 続いて大歯車。本当に歯車にするかちょっと考えましたが、開閉装置全体がダミーなので、歯のない平板でイメージだけ。平板の円弧加工は、前回のハンドルの応用編。
 
 これで、上部開閉装置に関係する主なパーツは一応そろいました。組立が楽しみだなあ。

 
 
 ホキ800との邂逅 2010/03/14・03/16
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 下のお嬢さまが京都の大学に進学し、お姉さんと共同生活を始めて丸1年。娘たちの様子を見るために年休をいただいて訪問。ついでに近隣の鉄道関連施設を巡りました。大阪の交通科学博物館と京都の梅小路蒸気機関車館
 
 まったく予想も期待もしていなかったのに、両施設で図らずもホキ800に邂逅。こんなところでお目にかかれるとは! 時間のたつのも忘れて見入ってしまいました。

 
 
 開閉装置の取付(その8) 2010/03/21-03/22
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 上部落し口開閉装置の操作部分の組立。主なパーツはそろったものの、ハンドルの軸と大歯車の軸がまだでした。軸そのものは丸棒をカットすれば済みますが、はて、どうやって固定しましょうか。もちろんダミーですから回転する必要はありません。
 
 終日悩んで翌日作業に着手。方針さえ決まれば作業は順調。と思いきや、タップやドリルが折れる試練も。苦労の甲斐があって完成の喜びはひとしお。どおだあ〜っ。

 
 
 開閉装置の取付(その9) 2010/04/04-04/14
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 これまでにそろった上部落し口開閉装置のパーツの組立取付。内容は、ハンドル支柱と軸受の取付、大歯車の固定、そして新たに作成した中空軸に腕と継手の取付。
 
 昨年11月以来の作業がこれで一段落。半年もかかってしまいました。しかし、時間がかかることはよくないことではなくて、それだけ楽しめたということ。ホキ製作はまだまだ楽しめるぞ〜。

 
 
 隔壁の取付変更 2010/05/03
 
ご紹介するほどのことはありません。 ゴールデンウィークの連休でホキ製作も進捗……、とはいきません。こんなこともしていますからね。したがって、進捗はちょっとだけ。
 
 ホッパ側に取り付けていたリヤの隔壁をデッキ床板に付け替えました。開閉装置の中空軸がじゃまをして車体上部の脱着ができなくなることが判明。アングルでの取付は避けたかったのですが、やむをえません。

 
 
 運搬ケージの作成 2010/05/26-06/23
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 「ホキ製作はどうした?」というお叱りが聞こえそうです。2ヶ月近くも音沙汰なしでした。
 
 ディテール加工、とりわけデッキの手摺りなどの取付にともなって、車体の保管や運搬に気を使うことになります。そこで、この時点で運搬ケージを作成することにしました。構造や大きさはC11のそれと同じですが、はすかいのない簡易版。鉛直方向の固定については今後改めて考えます。

 
 
 開閉装置の取付(その10) 2010/06/27-07/10
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 しばらく遠ざかっていたホキ製作の再開。ホッパからバラストを落とす上部落し口に続いて、今回から中間下部の落し口。ホキ800は線路の内側と外側、さらに遠方の3方向にバラストを散布できます。その開閉装置。目下製作中の車両はすべてダミーですけどね。
 
 まず、これらを開閉するデッキのテコから。最初にテコ案内。素材の調達に苦労しました。最寄りのお店の品揃えが貧しくなっています。不況のせいでしょうか。

 
 
 開閉装置の取付(その11) 2010/07/14-07/19
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 テコ案内に続いてテコ本体。テコ棒と支点のテコ受、それからテコ上部のレバーも。形状の単純なテコ棒はともかく、パーツが小さいテコ受とレバーには手間と集中力が必要です。
 
 いわゆる3連休はお出かけもせずに工作三昧。出来上がったテコ本体をテコ案内と組み合わせると、ほお〜っ。それらしい姿に至福のとき。ただし、デッキ床板への取付はすべてのパーツが揃った後で。

 
 
 開閉装置の取付(その12) 2010/07/21-07/24
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 デッキのテコ装置から延びる開閉軸は、落し口を1つまたいで横梁上の回転軸の腕につながっています。ここで横方向の動きが縦方向に変わり、落し口扉軸が旋回して落し口扉が開閉するわけです。
 
 テコ装置の次はこの横梁上の回転軸。ダミーにせよ、回転軸がちゃんと稼動するように機能的な精度を追及したいですね。まずその軸受から。小さなパーツをハンダで組み立てるにはそれなりに工夫が必要です。

 
 
 開閉装置の取付(その13) 2010/07/25-08/01
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 軸受に続いて回転軸の。長短2種類。テコ装置の水平方向の動きを短い腕で受け、これと直角になった長い腕が鉛直方向に動いて落し口扉を開閉します。
 
 こちらも前回の軸受と同様、ほしいサイズの真鍮パイプが手元になく、2本組み合わせて使用。また、組立ジグに利用しようと思ったアルミ丸棒も手に入らず、パイプの取付にも一工夫。これで中間と下部の落し口の開閉装置のパーツが一応そろいました。次回の組立と取付が楽しみ。

 
 
 開閉装置の取付(その14) 2010/08/04-08/25
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 パーツがそろったところで、それらの組立と取付。テコ装置と回転軸を結ぶ開閉軸は、これらの取付後に現物の様子を確認して作成。フォークエンドの作成とその取付には工夫と手間が必要。
 
 夏休みで久しぶりにお嬢さまたちが帰省。また、この時期固有の家族イベントなどもあり、作業が中断。さらに致命的なアクシデントが発生して非常事態! 苦難を乗り越え、中間及び下部落し口開閉装置が完成。

 
 
 運搬ケージの作成(その2) 2010/08/12
 
詳細記録はありません。 運搬ケージの完成後、カバーの作成を依頼していました。これまでの機関車用ワフ用と同様に防水性や耐久性を考えた生地ですが、とりわけ今回はトレーラーのカプラーカバーと同じ素材。屋外に放置して雨に濡れても大丈夫。(笑)
 
 依頼先は、これまで同様当方の母親!高齢になっても昔からの縫製技術は衰えません。敬服です。感謝!!

 
 
 票サシの取付(その1) 2010/08/28-09/01
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 開閉装置が完成してハタと気づくと、残ったディテールはもうそんなにありません。そろそろ塗装のことを考えないといけませんね。今秋の天気が気になります。
 
 次のディテール加工は標記板。ホッパ部分の大標記板はすでに作成済み。あとは側梁にある票サシ付きの大小2つの標記板。ワフ製作のときは未熟で不本意な出来だったので、今度こそリベンジ。

 
 
 票サシの取付(その2) 2010/09/12-09/15
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 出来上がった票サシ標記板にネジ止めして側梁に取付。実車のホキの組み立てでは溶接が多用されています。もちろん今回の標記板も溶接。ネジ頭の見える安直なネジ止めにはしたくないですよね。
 
 ディテールのパーツが増えるといい感じになります。ディテール工作は楽し〜い。♪♪

 
 
 車体の塗装 2010/09/19-10/16
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 塗装にとって絶好の季節がやって来ました。ディテール工作がまだ続いていますが、平行して塗装作業を開始。最初に車体上部。ホッパ内側は茶色。外部の艶消し黒と塗り分けが必要です。
 
 「塗装は下地」を思い知らされる失敗を繰り返しつつ車体上部の塗装完了。ツートーンの塗り分けが美しい。艶消し黒の車体にレタリングがほしくなりますね。

 
 
 踏段の取付 2010/10/03-10/27
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 塗装作業と平行してディテールの工作。側梁踏段端梁踏段標識掛。実車では前後の側梁踏段の形状が異なっていますが、ブレーキ装置側の湾曲した踏段は、当方のホキでは乗員ステップの下に隠れてしまいます。そこで4つともシンプルなハシゴ型に統一。『国鉄貨車明細図集』では4つともこれなのですけどね。
 
 工作時間が確保できず、意外に日数がかかってしまいました。ディテール工作もあとわずか。

 
 
 落し口の塗装 2010/11/06-11/11
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 天気予報をにらみながら塗装を続行。今回のメインは落し口。分解すると左右で6つ。しかも形状が複雑なので塗装面を安定させる工夫が必要。それさえできれば、あとは流れ作業。
 
 ついでに小物の塗装も。両端の隔壁上部、開閉ハンドルなどなど。乾いたところで開閉ハンドルの組立。あっ。思わぬトラブルに涙も出ません……。

 
 
 手摺りの取付(その1) 2010/11/17-11/21
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 前後のデッキに手摺りの取付。主なディテール工作は一応この手摺りで終わりのつもり。最後まで残しておいたのも、作業の邪魔になり、しかもダメージを受けやすいからでした。今後の塗装や組立でも気をつけましょう。
 
 最初に前後の端梁の手摺り。3.0mm真鍮パイプを曲げ加工してデッキ床板へハンダ付け。ジグの工夫に思考を集中。左右の手摺りの間に鎖がつきますが、これは後日。

 
 
 手摺りの取付(その2) 2010/11/23-11/24
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 リヤデッキの側梁の手摺りの取付。前回の手摺りが二次元の曲げ加工だけだったのに対して、この手摺りは三次元の曲げ加工。そんな加工ができるのでしょうか。ジグの工夫と最後は思い切り。イメージ通りにできあがって、久々にうふふ。
 
 連結器の解放テコやブレーキホースがまだ手付かずですが、ディテール工作は一応これで打ち止め。塗装と組立を経てホキ800の完成を目指します。

 
 
 床板の塗装 2010/11/27-11/28
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 塗装作業を急ぎましょう。本格的な冬の到来の前に済ませてしまいたいからです。大きいところではベニアの床板、前後のデッキ床板、側梁。さらに中横梁、側柱、ブレーキ軸受。そして残りのディテール。
 
 塗装が済めばあとは楽しい組立。部品点数が多くないので、あっという間に出来上がりそう。しかし、もう急ぐことはありません。ウィークエンドのお楽しみ、今後はちょっとずつ。うふ。

 
 
 落し口の組立 2010/12/04
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 塗装済みのパーツが揃いました。やっと組立キットが出来上がったわけです。楽しみながらちょっとずつ組み立てましょう。といっても、この部品点数ではすぐに完成しそうですね。
 
 まず、落し口のスロープから。片側に3箇所あるので、最初からネジをきつく締めると、あとの方でうまくいかなくなる可能性があります。仮止めする感じで全体を組み立てた後、バランスよく全体のネジを締めます。

 
 
 開閉装置の組立 2010/12/12-12/18
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 落し口に続いて開閉装置。ネジ頭の塗装と並行しながらの組立。前回の落し口の組立で、塗料がポタリ。テーブルに1つと畳に1つ。奥さまにえらく怒られました。それで今回は新聞紙の上で作業。
 
 ディテール組立の佳境はこれで終了。デッキの手摺もいい感じ。あっというまでしたね。

 
 
 石炭箱の作成 2010/12/25…2011/01/29
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 年末年始の帰省、お嬢さまの成人式、センター試験の監督など、イベント続きで工作が中断。止むを得ません。工作の優先順位はそんなに上位ではありませんからね。
 
 塗装済みキットの組立は、いよいよ上部と下部の合体となるわけですが、その前にフロントデッキに細工をしておきます。ホッパ体内部を石炭庫にしようと考えていますが、運転中の投炭用石炭はデッキ上にあった方が便利です。そのための石炭箱。久々の木工。

 
 
 座席の加工(その4) 2011/02/01-02/16
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 本来運転用の乗用台車ですから、前回の石炭箱のように実車ではあり得ない加工も必要です。今回は座席
 
 試験走行以来ベニア板を仮置きしていましたが、ちゃんとした座席を作成します。いずれグレーに塗装して積載されたバラストのイメージを演出するつもり。合わせて車体の上下を固定し、側柱ハシゴも取付。

 
 
 運搬ケージの作成(その3) 2011/02/18-02/27
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 運搬ケージを作成した際に、鉛直方向の固定が課題として残っていました。C11のケージのように、イレクターのメタルジョイントを使うイメージですが、はてどうしましょう? 運搬時の問題がさらにもう1つ。ステップを付けたままだとケージに入りません。う〜む。
 
 運搬時にじゃまになるステップを使って鉛直方向を固定する方法を考えました。じゃまなものをうまく利用して一石二鳥!

 
 
 運転会で試験走行(その2) 2011/03/06
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 運搬ケージが完成したら使って試したいですよね。運良くチャンスが到来。運転会のお誘いをいただきました。というか、実はこれに間に合うように仕上げたわけです。
 
 ホキの試験走行は2回目(1回目はこちら)。心配だったのは開閉ハンドルなどのディテール。誰だって回してみたくなりますからね。「さわるとこわれるよ」の張り紙をして警戒。人が少なかったこともあって事なきを得ました。

 
 
 レタリングの貼付 2011/03/14-03/20
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 ホキ完成に向けた最後の一歩は各種標記の記入。ワフの標記と同様にレタリングを外注。今回も原稿からすべてくろま屋さんにお願いしました。黒一色の車体に白色文字のコントラストが車体全体を引き締めます。まさに画龍点睛。
 
 一発勝負なので失敗は許されません。それにもかかわらず1ヶ所失敗。あ〜あ。(涙)力を入れすぎて下の塗装が剥離。泣いていても解決しません。補修はまた次の機会に。

 
 
 手摺りにクサリ取付 2011/03/27
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 ディテール加工で最後まで残っていたのがデッキ手摺りのクサリ。クサリの調達に苦労しました。加工のポイントはクサリと手摺りをつなぐ方法。それとクサリの塗装。
 
 直線の手摺りに円弧のクサリの組み合わせがとても好印象。リアリティのある高品質な仕上がりになりました。自画自賛!

 
 
 レタリングの貼付(その2) 2011/03/29
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 転写したレタリングに艶消しクリアのコーティング。しかし、塗装は天候次第。気温が低いのも好ましくありません。今年はなかなか暖かくなりませんね。貼付後、天候待ち。
 
 失敗した箇所を除いてレタリング貼付が完了。小標記板と側柱を取り付けてネジ頭を塗装。これでホキ800の完成かと思いきや……。

 
 
 ブレーキレバーの取付(その3) 2011/04/02-04/03
 
クリックして詳しい記録をご覧下さい。 小川精機のブレーキ装置をそのまま流用したところ、レバーのツマミが側柱に干渉。側柱の工作の時点で判明していましたが、そのまま先送りになっていました。試験走行はツマミなしで運転。これに決着を付けなければ完成とは言えません。ツマミを自作して側柱に干渉しないものにしましょう。
 
 レタリングの補修はありますが、2008年3月以来の工作が完了。やったあ! 続きは、「続・続・ホキ800製作記」へ。